良い業者を見つけ出す

悪い業者があるとしたら、そのような業者に依頼してしまうのは、勉強不足から来るものです。

住宅産業は、大量生産によるコストダウンを図り、企業が売りやすいように住宅の形や構造を変遷させてきました。企業の都合で、消費意欲を誘い、大量生産・大量販売の規格化された商品を押しつける…。これでは、住宅産業が「クレーム産業」といわれるのも、仕方ありません。

では、良い業者とは、どんな業者でしょうか?

「事業」とは、その仕事を通じて利益を上げるのが目的です。利益を上げなければ事業は継続できません。

一方で、「職人気質」という言葉があります。こだわりがあって、実直で、さっぱりした職人独特の気質・・・ということですが、これが高じると、採算の合わない仕事をやりかねません。職人気質だけでは、事業をする人や現場で働く職人さんがいつも泣く思いをすることになります。

つまり良い業者とは、「よい仕事をして、お客様に満足していただき、そして(会社も職人さんも)利益も確保できている」業者です。住宅会社、現場で働く人、お客様、この三者がみんなwin-win-win!(三方良し!)たる、バランスを保てる業者です。

ひとつの部材を選ぶにも、すべてメリットがありデメリットがあります。私たちは、そのメリットもデメリットもすべてお客様にお知らせします。そのうえで決定するのはお客様ですが、私たち専門家は、プロとして、よりよい決定のためのアドバイスをしていくのです。業者にとって都合がいい選択肢を押しつけることはしません。

お客様が決定する、といっても、私たちプロには、永い経験と知識に支えられたポリシーがあり、常によい住まいを実現するための研鑽を重ねています。ですからお客様の不幸を招くであろうと予想されるような選択は、決してさせません。そのため、お客様の言いなりにならないことがあるかもしれません。たとえば、「ここにこういう窓をつけたい」と希望されても、専門家として、生活の都合と自然の作用を考えたときに、別の面に別の窓を取り付ける方が何割もメリットが多いなら…。私たちは、それをお客様に理解していただく用意があります。

家づくりという大切な事業を共同作業していくのに、
「あの会社の営業マンの○○さんがとても熱心だったから」
「○○ホームのほうが、坪単価が安かったから」
「キャンペーン中で、○○がついていたから」
など、情に流されたり、見せかけの「おとく」に飛びついたりしてほしくはありません。もちろん、その結果満足いく家が建ったのなら、すばらしいのですが!

ぜひ、よく学ばれ、押しつけず、言いなりにならない、良い業者を見抜いてください。

 

←「7.家族の変化に対応できる家を建てる」へ         →「9.専門家と共同作業で建てる」へ

▲このページのトップに戻る